タミフルの歴史

タミフルとはオセルタミビルリン酸塩というインフルエンザ治療薬であり、スイスのロシュ社により販売されている商品名です。

タミフルの歴史は、1996年、アメリカのギリアド・サイエンシズ社が開発し、スイスのロシュ社がライセンス供与を受け、全世界で製造・販売しています。
日本では中外製薬が取り扱っています。

日本においては2001年に厚生労働省の承認を受け保険適用となり、現在まで広く流通しています。
全世界で使用される70%以上を日本で消費しています。

当初はタミフルに対する耐性を持つインフルエンザウィルスは出現しづらいと目されていましたが、2004年頃から子供を中心に耐性ウィルスが報告されるようになりました。

そして2005年。タミフルを服用した2人の患者が異常行動を起こし、ベランダから転落死するという事故が起きました。
アメリカを中心にタミフルと異常行動の研究が行われましたが、直接の因果関係を決定づける結論には至らず、経過観察という状態が続きます。

2007年2月。日本の厚生労働省はタミフルの安全性を否定することはないとしながらも、医療関係者に向け、小児・未成年者に使用する場合は保護者へ異常行動が起きる可能性と、2日間は一人にしない配慮を説明するよう求める文書を発表しました。
そして、同年3月。同省はタミフルの未成年への使用制限を緊急発表しました。

現在に至るまで多くの研究機関がオセルタミビルリン酸塩と異常行動の因果関係を調べており、動物実験では投与すると神経細胞が興奮するという結果は報告されているものの、一方で異常行動はインフルエンザ特有の症状の一つであり、オセルタミビルリン酸塩はむしろそれを抑制しているという説を示唆する機関もあり、明確には未だ結論づけられていません。

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